JDKのインストール

JDKとは

Tomcatは、Java仮想マシン上で動作するアプリケーションです。そのため、あらかじめJDKをインストールしておく必要があります。

JDKとは、Java Development Kitの略でJavaでの開発に必要なコンパイラなどのツール群のことです。Tomcatを動作させるためには、このJDKの入手が最初のステップになります。JDKは、Sun Microsystems(サンマイクロシステムズ)のページより無償でダウンロードが可能です。
ちなみにJDKには、用途に合わせていくつかのエディションが用意されています。

J2EE (Java2エンタープライズエディション)

  • 主にサーバー上で利用される環境で、電子商取引やデータベース接続などのプログラムを開発するために用意されてます。ネットワークやインターネットサーバーにインストールされることが一般的です。

J2SE (Java2 スタンダードエディション)

主にディスクトップやクライアントマシンなどで使われる環境です。JavaのソースコードのコンパイルやJavaのアプリケーションを実行することができます。

J2ME (Java2 マイクロエディション)

主に、携帯電話やPDA、家電などの組み込み用コンピュータのための環境です。iモードもこのエディションの実行環境をカスタマイズして使用しています。

今回は、J2SE(TM) Development Kit 6.0をインストールする設定で説明を進めていきます。Javaのアップデート等によって、バージョンが異なる場合もありますので、その際のバージョン情報やインストールフォルダについては、実際にインストールするJavaのインストール環境に読み替えてください。

JDKの入手とインストール

JDKは、Sun Microsystemsのホームページより入手します。WindowsやLinuxといったプラットフォームごとにダウンロードが可能ですので、Tomcatの環境構築先にあわせて必要なJDKをダウンロードします。今回の場合は、プラットフォームが32ビット版Red Hat Enterprise Linux ES4なのでLinux RPM版のJDKを選択しました。ダウンロードしてきたファイルは任意のディレクトリに配置することにします。

[root@localhost jdk6]# sh ./jdk-6-linux-i586-rpm.bin
# インストールの開始

Sun Microsystems, Inc. Binary Code License Agreement
for the JAVA SE DEVELOPMENT KIT (JDK), VERSION 6
# License Agreementが表示される

# ~ 途中省略 ~

Do you agree to the above license terms? [yes or no]
# License Agreementに同意するかどうかを入力

yes
#同意する

#自動的にファイルが展開されて、インストールが実行される
Unpacking...
Checksumming...
Extracting...
UnZipSFX 5.50 of 17 February 2002, by Info-ZIP (Zip-Bugs@lists.wku.edu).
  inflating: jdk-6-linux-i586.rpm

# ~ 途中省略 ~

Done.
# インストールが完了する

シンボリックリンクの変更

最後にシンボリックリンクの変更を行います。シンボリックリンクを作成しておくことで、実行ディレクトリにかかわらずJavaのコマンドを呼び出すことができるようになります。JDK6.0では、RPMインストールするとjavacをはじめほとんどのコマンドに対してシンボリックリンクが作成されるようです。(JDK5では、作成されませんでした。)手動で作成する場合や作成に失敗している場合には、/usr/sbinのディレクトリににシンボリックリンクを作成しておくことをオススメします。

シンボリックリンクが必要と思われる一例

  • /usr/bin/jar → /usr/java/default/bin/jar
  • /usr/bin/java → /usr/java/default/bin/java
  • /usr/bin/javac → /usr/java/default/bin/javac
  • /usr/bin/javadoc → /usr/java/default/bin/javadoc
  • /usr/bin/javah → /usr/java/default/bin/javah
  • /usr/bin/rmiregistry → /usr/java/default/bin/rmiregistry

※/usr/java/defaultは、/usr/java/jdk1.6.0_0に対してシンボリックリンクが作成されておりJDKのバージョンアップ時の切り替えができるようにしています。