Tomcatの導入準備

Tomcatインストール以前

JDKとApache Http Serverのインストールと設定が終わったところで、いよいよTomcatのインストールです。

「TomcatもRPMでインストールをすれば簡単なのでは」と考えている方もおられるかも知れません。理論的には、その通りです。確実にTomcatもRPMでインストールする方が簡単なのです。私もはじめは「TomcatをRPMでインストールしよう」と試み、まずRed HatのサイトからRPMモジュールをダウンロードするところからはじめました。Red Hatのサイトは非常に良くできているので少し調べるとTomcatのRPMは簡単に見つかりましたが、バージョンが古いものしかありません。

まずは挑戦と考え、古いバージョンのTomcatのRPMをインストールしようとするも依存するパッケージが多いこと多いこと。あれやこれやとがんばったところで、結局インストールには至らず結果的にあきらめました。(fedora coreなどのLinuxでは、yumコマンドなるものを使うとうまくいくのかも知れませんが、試したことはありません。)

そんな理由もあり、今回はTomcatのインストールはTomcatのページで公開されているtar.gz形式のものを展開してRed Hat Enterprise Linux ES4でインストールする方法を説明することにします。あしからず。

Tomcatのダウンロード

今回は、Tomcat 5.5.20をインストールすることにします。アップデート等によってバージョンが異なる場合もありますので、その際のバージョン情報やインストールフォルダについては、実際にインストールするTomcatのインストール環境に読み替えてください。Apache Tomcatのページのバイナリ版Coreのtar.gz形式ファイルを入手します。ダウンロードしてきたファイルは任意のディレクトリに配置することにします。

Tomcat実行ユーザを作成する

tar.gz形式のファイルをサーバにインストールする前に1つ重要なことがあります。 実行ユーザを作成する ことです。
Linuxには、rootユーザをはじめアプリケーションを実行するユーザが存在しています。そこで、Tomcatというアプリケーションをどのユーザが実行するかという問題に直面します。rootユーザに実行を許可してしまうと意図せず重要なファイルを消してしまったり、他のアプリケーションに影響を与えたりという危険があります。
そこで、 Tomcatのアプリケーションを実行するユーザ「tomcat」 を作成することにします。

tomcatユーザは、useraddコマンドで作成することにします。tomcatユーザは、一般のユーザとは異なりTomcatアプリケーションを実行するためのユーザですので、ログインシェルは不要でユーザディレクトリも特別な場所に作成することにします。今回は、ユーザIDも5001としました。

[root@localhost ~]# useradd -c tomcat -d /var/empty/tomcat -s /sbin/nologin -u 5001 tomcat
# ユーザを追加