MacOSのクローン作成

Posted on 2020/03/21

ToC

コトの発端

HDDレコーダーのディスク容量がなくなってしまったので、ディスクを追加したいと思い クローゼットを整理していたところ、1TBのHDDを見つけました。
かなり前にRAID構成のNASのコントローラーが故障してしまい、ファイルはクラウドストレージに 移行したのですが、その際の生き残りのディスクです。久しぶりにハードディスクケースなるものを 購入してHDDレコーダーのディスクとして再生しました。(結構古いのにUSB3.0でそこそこ快適)  

ちょうど時間もあったのと、ディスク容量が1TBもある真っ新のディスクが手に入ったので、 HDDレコーダーにアサインする前にMacのバックアップを取るのに使えるんじゃないかと 思い立ったのがコトの発端でした。

バックアップの方法

既存で動いているMacのバックアップを取るには、ファイル単位で必要なものを退避する方法も あると思うのですが、必要なものを取り出したつもりでも、いざクリーンインストールしたら 「そうだ、あのシステム設定ファイルが….」となることが起きがちなので、ディスクごと バックアップを取っておく方法(クローンを作成する方法)で対応したいと思います。
しばらくの間、HDDを置いておくことで必要なファイルを好きな時に取り出せます。 (その期間のHDDレコーダーのディスクは、やりくりが必要になりますが)

クローンの前にやることは…

2つあります。
「外部HDDの初期化」と「稼働中のMacのディスクの暗号化の解除」です。 初期化は普通に忘れないと思いますが、ディスクの暗号化の解除を忘れていてディスクが ディスクのコピー時にエラーが出てしまいます。

外部HDDの初期化

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ディスクの暗号化解除

セキュリティとプライバシーの中にあるFileVaultというタブから解除が可能です。 処理は、およそ2時間ぐらいかかりました。

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ディスクのクローン作成(バックアップディスク)

リカバリーモード(コマンドRを押下して起動)で起動後、ディスクユーティリティを 起動します。ディスクユーティリティでは、Macintosh HDという利用中のディスク(内臓)と USBで接続したディスク(今回はApple Volume)が確認できます。   ここで、Apple Volumeを選択して(最も慎重に実施するべきポイント)、メニューからRestoreを選択します。そして、次にリストア元となるMacintosh HDを選択します。 逆にしてしまうと、大惨事になりますので慎重に実施しましょう。

その後、クローンが開始されます。   ディスクの利用状況にもよると思いますが、ここでも時間がかかります。 処理が終わると、クローンディスクが作成されます。

これでクリーンインストール後のデータ移行も安心してできますね。

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リストアディスクの作り方

リストアディスクの作成方法は、こちらの記事を参照してください。


参照